日大通信教育法学部で学ぶ件

日大通信教育法学部で学ぶブログ。備忘とどなたか様のお役に立てれば

夜間スクーリング 第2週

2週目に入り講義も本格化してきた。
生活リズムも何となく思い出してきたが、やはり時間は有限である。
勉強したいし、しなければいけないのだけれど、寝たいしボケーッとしたい誘惑に抗えない…。
携帯電話とは何という時間泥棒なのだろうか。


法学-
法とは何か?「民主主義は多数決ではなく、少数が多数派を説得することができる制度」
確かに自民党(特に安倍さん)を批判するだけではねぇ…。
健全な野党に健全な主張をしてもらいたい。
そして、リベラルを自認するならば自分の意見と相反するものにも寛容でなくてはね。   

刑法Ⅱ-
「川崎協同病院事件」について。
お医者さんの気持ちも分からんでもないし、息子が…だったってのもツイてないと言えばツイてないのだけれど、
とはいえお医者さんなのになんでこんなにザックリした安楽死をさせたのか?という気がする。
検察も大ごとになっちゃったし仕方ないけど起訴するしかないよねっていう。


話は変わるが、TVによく出る磯田先生の本『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 』(NHK出版新書)を最近読んだ。
司馬遼太郎の考えの中に「革命の三段階説」というものがあるそうだ。

それは、最初に思想家が異端な考えを生みだし、次に革命家が行動する。だいたいこの人たちは「おかしい人」扱いされる。
しかも普通に早死するし、ろくな死に方をしない。
で、最後に出てきた実務家が、おかしな人たちと旧体制的な人たちと折衷案を生みだして美味しいとこドリをする、というものだ。

だからなんだ、という話でもないのだが、
この事件(川崎協同病院事件、というかその前の名古屋安楽死事件から)も「いや、ちょっとそれは…」と思うようなことをした人がいて、
「でもまぁ、それもそうだよねぇ」と思う人もいて、「いやいや、でもやっぱりさぁ…」と言われて、
「じゃあさぁ、こうしない?」とか言って、「それもそうだねぇ」とかなって、みんなの意見が収斂していって、、、。
という流れが、(安楽死だけに限らず)社会の抱える問題について結論が出ていくのではないだろうか。

良い社会とは何か?選挙(だけでなく、思想的な対立)や判例をみるといろいろ考えさせられる。


民法Ⅰ-民法の歴史、本当に歴史。
    これで1コマ使ってしまうのか…。