夏期スクーリングその一
夏期スクーリングでは合計3科目を受講するが、まず1科目目の刑法Ⅰが終わったので、備忘として残したい。
担当は船山先生だった。
受講者は100名はいたと思う。
主な内容は、1.犯罪の構成要件、2.試験における回答の体裁について、3.回答において自らの意見を示す意味、であった。
正直に言えば、2.及び3.は若い学生に向けての内容であったので、あらためて指導を受けるまでもないような内容である。
講義は先生ご自身の著書に基づいて行われた。
教科書としているが、必携ならばシラバスにその旨記載してほしいところだ。
この講義は刑法総論の導入であるので、犯罪の構成要件について多くの時間が割かれた。
とくに構成要件該当性と違法性、有責性について先生の考えがよく現れたものであった。
休憩時間はしっかり確保されているものの、ダラダラとるということはなくハッキリしている。
内容も当然公開講座以上のレベルであり、考えることが多く満足度は高い。受講して良かったと思えるものであった。
僕の横に座っていた若い学生は、講義の間ずっと携帯ゲームに夢中になっていたが、なぜ彼が通学の(普通の)大学に行けないのか分からないでもない。世の中ナメたらアカンやで。